お部屋探しのポイント
希望に近い素敵なお部屋を見つけるには、予備知識が必要。快適な新生活をスタートさせるために、しっかりと予習しておきましょう。
[非表示]
条件をきめる
家賃は毎月の収入の3分の1が目安
いくら気に入ったお部屋でも「少しくらい高くても何とかなる」と軽い気持ちで決めてしまうと、実生活を楽しめなくなります。学生なら「仕送り+アルバイト」の合計ですが、毎月どのくらいアルバイトに時間が割けるかなど注意が必要です。
こだわり順にリストアップ
住まい選びにこだわりたい点を書き出してみましょう。全部書き出したら「ぜったい必要」「できれば欲しい」「あればラッキー」といった具合に優先順位をつけておくと、お部屋選びに迷ったときの基準になります。
お部屋探しのご相談
予約時に電話で自分の希望を伝えておこう
不動産会社に電話して、賃貸物件を紹介の予約をしましょう。このとき、希望する部屋の条件を伝えておくと、自分が指定した賃貸物件以外にも、希望に合う賃貸物件を紹介してもらえる可能性が高くなります。1~3月などは忙しい時期なので、訪問日時を予約しておくと良いでしょう。
申込に必要なものを事前に確認
時間に余裕のない場合など、見学したその日のうちに入居申込を済ませたいということもあります。予約時に、申込に必要なものや記入項目に特別なものがないかどうか確認しておくと良いでしょう。また、賃貸契約時に「連帯保証人」が必要な場合があります。申込時や契約時に連帯保証人のプロフィルを明示することになるので、前もって頼む相手を選んでおきましょう。
お部屋のチェック
間取り図ではこんなところをチェック
部屋の種類と広さ | DK、洋室・和室など、各部屋の種類と広さ(畳数)が記入されています。部屋の配置など生活動線も住み心地に影響することがあります。 |
収納 | 「押入」「物入」「クロゼット」など表記はさまざま。奥行きや高さ、天袋やハンガーパイプの有無まではわからないので現地で確認しましょう。 |
水まわり | トイレ・洗面台・浴槽が一ヶ所にまとまっているのか、独立しているのかを確認します。洗濯機置き場が省略されていることがあるので現地で確認しましょう。 |
バルコニー | 「ベランダ」と表記されていることも。奥行きなどはわからないことが多いので、現地で確認しましょう。 |
方位 | 部屋の向きを確認。洗濯物を干すバルコニーやリビングなど長く過ごす部屋が南側にあると快適です。 |
その他 | 天井の高さや日当たりの良し悪し、騒音や悪臭などの住み心地を決めるポイントは、実際に行ってみないとわかりません。図面だけ見て決めてしまわず、必ず現地に行って確認しましょう。 |
お部屋の内見
内見する賃貸物件は一日三件が上限
不動産会社に行ったら、その日に見る賃貸物件を選ぶ。一度にあまりたくさん見学しても混乱するだけなので、一日三件を目安に。なお、見学前には条件リストを数件分用意しておくと便利。内覧のさい、各項目に「○」「△」「×」をつけながらチェックし、これを賃貸物件ごとにまとめておけば、自分にとっていちばん理想的な賃貸物件がどれか絞り込みやすくなります。
メジャーで部屋の高さや奥行きを測ろう
気に入った部屋では、メジャーで窓の高さや収納の奥行きなどを採寸して間取り図に書き込んでおけば、家具類の配置を考える際に役立ちます。なお、洗面所などにに防水パン(洗濯機を置く皿上の受け台)がある場合は、この大きさによって使える洗濯機が変わるので、サイズを確認しておきましょう。
機密性もチェックしておこう
日常生活のトラブルの素となりやすいのが、隣や上下階の生活音です。壁が薄すぎないか床のきしみなどもチェックしましょう。また、風通しの良し悪しや換気なども快適さに影響するので要チェックです。
周辺も要チェック
室内に問題点がなければ、自転車置き場やゴミ置き場の位置を確認しておきましょう。すでに入居者がいる賃貸物件なら、清潔に使われているかきちんと管理されているかもポイントです。
生活環境
賃貸物件から最寄り駅までの所要時間、近くにコンビニなどのお店があるか、交通量などもチェックしておきましょう。夜の帰り道の明るさや人通りなども、防犯上気をつけておきたいものです。
賃貸物件のお申し込みと重要事項説明
わからないことはしっかり質問しよう
希望する賃貸物件で生活するにあたってのルールが解説されます。聞き慣れない専門用語が出てくることもありますが、わからなくても当然なので遠慮なく質問しましょう。
必要書類の確認と入居審査
連帯保証人について
入居を申し込み時に「連帯保証人」が必要な賃貸物件もあります。事前に保証人になってくれる方にお願いしておきましょう。
審査期間は一週間程度
審査は入居申込などの書類をもとに、不動産会社と大家さんによって行われます。
賃貸物件の最終チェック
契約時には、さまざまな費用を支払うことになります。下表のような内容で約6ヶ月分が標準的ですが、賃貸物件によって礼金などがないものもあるので、申し込む際に確認しましょう。入居時に火災保険などに加入することが義務づけられる場合もあります。
契約時に必要や費用は家賃の6ヶ月分が目安
契約時に必要や費用は家賃の6ヶ月分が目安